こんにちは三宅ガーデンです。
三宅ガーデンは
地域でどこよりも安く適正価格で、
地域でどこよりも迅速で高品質なサービスを目指しています。
小さな仕事も誠心誠意取り組みます。
さぬき市小田にて300㎡程度の荒地の開墾で訪問いたしました。
元は宅地として30年も前に造成された土地のようですが、
家が建てられることはなく最初のうちは草刈もしていたようですが、
ここ20年はそのままになっていたようです。
草だけではなく何十本もの木が雑生えており、中には高さが7₋8メートルもあるものもあります。
木だけではありません。地下茎で繁茂する竹も浸食してきております・・・(汗)
●お客様のご希望は・・・
量が半端ないのですが、
【1】現状回復とまでいかないまでもそれに近い形に
【2】なるべく安く
というようなご依頼です。
正直業者泣かせといいますか、頭を痛める話です。
●今後の用途は無い、予算も少ないというご相談・・・
当社がご依頼の仕事をさせていただいたあと、
・家を建てたり、
・駐車場として利用したり
・また、太陽光発電所として利用したり
・また、自家菜園として利用したり
する目的があればよいのですが、
「特に土地を使う予定がない」そうです。
なるべく安く!というお客様のご要望に応えようとした場合、
「手抜き施工(人件費を減らす)しかないではないか!」という話になってしまいます。(汗)
●工夫すること(知恵を絞るのは)搬出量を減らすしかない。
結果として搬出量を減らすことしかない。
可能な限り粉砕して現地の土に還元するしかない。
という結論になります。
●道具はなにを使うか?
・草刈機(山林用三枚刃またはシュレッターブレード)
・小型チェーンソー
・エンジントリマー
・ハンマーモア草刈り機
・粉砕機
です。
すべての道具は刈草、木、竹を
小さく、小さく、小さく
するためにのものです。
●各々の処理方法はこんな感じ
【木】
いきなり倒さない。(最初から地際で倒すと除草剤処理する株もわからなくなる。ツルが絡んでいるので、幹を切っても倒れてこないことも多いです。)
まずは枝葉を立木のまま落としていく。
使う道具は、
最初はエンジントリマー、次は剪定鋏、その次は太枝切鋏、最後にチェーンソー。
順番に小さくしていきます。
大きいまま倒すと細断化に、腰を曲げて作業しないといけないので苦しい。腰が痛い。
最後に幹だけになったら地際から倒す。
そのまま除草剤処理。
幹枝葉の細いものはハンマー草刈り機で粉砕。
幹枝葉の太いものは粉砕機で粉砕。
【竹】
やたら容積が大きいので、バタバタ倒すと折り重なって作業者がそこから動けなくなります(笑)。
竹は木とは違い、木の細いところは上の方にあり手が届かないので、太いものから処理していきます。
使う道具は、ノコギリと太枝切鋏(チェーンソーは馬力があり過ぎるので使いません)
自分の身長にあわせて150センチ程度以下で切りそろえる。
搬出処分を考えて一ヵ所にまとめておく。(竹は軽いが運搬は大変です。)
それ以上長く切ってもよいが後で苦労します。
150センチなら軽トラックにもすぐ積載できる。
細い枝はハンマーモアや粉砕機で粉砕。
【草】
いつでも粉砕できる後から作業すればよい。
除草剤をかけておいて根を枯らす。
使う道具は、シュレッダーブレードかハンマーモア。
木の細枝とあわせて粉砕します。
ツル系の草は通常の草刈り機では処理できませんので、シュレッターブレードかハンマーモアを使います。
●荒地開墾は「細やかな仕事?」
このように「荒地開墾」というイメージから
身一つで突進していくような仕事だと思っている方もいらっしゃいますが、
それでは永久に終わりません(笑)
意外と「細やかな仕事」とも言えます。
頭を使って、小さく、小さく、小さくが段取り面のコツになります。
この部分は他にも、多数経験したことがある人しかわからないコツがありますので、
別の機会にもう少し詳しく紹介したいと思います・・・
●開墾できたら終わりではない・・・
細やかに?開墾作業が終わって元の土地が明るく開けたとしても、
それで終わりではありません。
維持管理を行っていく必要があるのですが、、、
お客様もどうやっていいのかわからないから、このように荒れた状態にあるのであって・・・
お客様が
全部草の根っこを抜いてほしい
とか
防草シートを張ってほしい
とか
コンクリートで固めてほしい
などと
大がかりなことをご相談くださるお客様もすくなくありません(汗)
命の次に大切なお金は、人間を幸せにするために使うものではないかと思いますので
利用目的の定まっていない土地ではできればお引き受けしないようにしています・・・
(参考資料)1㎡あたりの除草・防草料金表
が、それではお客様が困ってしまいますので、
なるべくご負担の軽くなる方法で対応はさせていただきます。
●植生を変えて維持管理を簡単にしよう。自分でもできます。
荒れた土地の維持管理などをやったことのない人が、
何とか維持しなくてはいけなくなった時、
絶望的になるのは、覆いかぶさるように生えた
身長よりも高く伸びた草や木かと思います。
ただ、一つ一つみていくと
荒地の中にもさまざまな植生があり一律ではないことがわかります。
雑木を伐採し、
地下茎や球根で冬を越す、ツル系雑草や多年草を減らし
その年の種で一生を終える、一年草中心の植生に変えていけば
管理は容易になります。
冬になればすべて草が枯れてしまいますので、
草刈もそんなに大変ではありません。
夏はさわやかな草原になります!
最初の1~2年は少し大変ですが・・・
当社のブログで参考になる維持管理方法がありますので、参考にしていただければと思います。
(参考ブログ)三木町田中で留守宅空き地の草刈です。